信州大学教職支援センター 荒井英治郎研究室

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【ゼミ】「『問い』の問い方」@松本深志高等学校×信州大学第2回「信大連携ゼミ」

【ゼミ】「『問い』の問い方」@松本深志高等学校×信州大学第2回「信大連携ゼミ」

 

2022年度、「信大連携ゼミ」、いよいよ本日から対面実施がスタートしました。

 

私は、「A 「問い」との向き合い方を学ぶゼミ」を担当していますが、本日は、「「問い」の問い方」について、共に思考する機会にしていただきました。

 

ポイントは、問いの「解き方」ではなく、問いの「問い方」にあります。

 

自由な思考を大切にしながら、異質な他者と協働的に問いに向き合うことの「楽しさ」や「悩ましさ」、類型と統合、わける•わかる・まぜる、効率と公正の概念を3時間たっぷりと体感いただけたのではないかと思います。

 

なお、以下は信大連携ゼミの取り組みの位置付けです。

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長野県松本深志高等学校は、2019年度より長野県の高校教育を牽引する新たな学びの場や学びの仕組みを構築するために、先進的・先端的な研究開発に取り組む実践校の1つとして指定されています。いわゆる「未来の学校」プロジェクトです。

そこでは、研究テーマとして、「現在の教育課題の解決を目的として,既存の考え方にとらわれない発想で,学校や地域の特長・魅力を活かし、多様で柔軟な学びの仕組みを創造する」ことを設定し、その取り組みの一環として、「信大連携ゼミ」を開講する運びとなっております。

信大連携ゼミの目的は、①大学の研究者により学問的真理の追究や方法論的専門性の理解の機会を提供すること、②他者(研究者のキャリア)と向き合いながら、自分のキャリアを展望する機会を提供することにあります。

また、「信大連携ゼミ」の目標は、①生徒・教員が“自治とは何か”を問い続け、その理想をすべての場面で追求・具現化することにより、自治を内面化し、高い志や使命感、未解決の課題への挑戦心、学問的真理を追究する意欲等の資質・能力を身につけ、他者と協働して新たな価値や社会を創造できる骨太のリーダーを育成すること、②生徒の学びのモチベーション高揚を図り、すべての生徒の進路実現につなげること、にあります。

今年度は、以下のゼミを開講し、深志高等学校の1年生と共に学びたいと思います。

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A 「問い」との向き合い方を学ぶゼミ
B 映画で考える憲法ゼミ
C 建築とまちづくり~まちを見る視点と課題解決
D 様々な対象をグローバルという文脈からアプローチしてみるゼミ
E 宇宙について語り合うゼミ
F バカデミーのススメ-数理のミカタ
G 「本を読む」ことについて考えるゼミ
H (異)文化の学び方
I 数学ゼミ
J医学教育モデル・コア・カリキュラムの先取り学習
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