【書評】荒井英治郎「書評:坂口恭平『生きのびるための事務』」『月刊高校教育』2024年9月号,73頁
このたび学事出版さんの『月刊高校教育』(2024年9月号)に、坂口恭平『生きのびるための事務』の書評を執筆させていただきました。
マンガ風に進む本書は、「事務」を夢を現実にする唯一の技術として位置付け、その必要性・重要性を指摘します。
「芸術家でも誰でも、事務作業を疎かにしては何も成し遂げられない」と。
「夢を叶えたい」が、「お金もない」「やり方もわからない」「自信がない」「続かない」「行動に移せない」。物語は、このような「ない物尽くし」の主人公のもとに優秀な事務員である「ジム」という不思議な存在が現れるところから始まります。
「生活の知恵と技術」とも言い換えられる事務。
本書では「抽象的なイメージを数字や文字に置き換えて、具値的な値や計画として見える形にする技術」として「事務」が位置付けられ、その「具体的さ」に「命が宿る」と説明されています。
「行動を言葉に置き換えること」=「事務」
興味を持たれた方は、ぜひご一読ください。