信州大学教職支援センター 荒井英治郎研究室

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【講演】「「子ども」の視点に立った学校のあり方を考える」@小規模校の今後のあり方について考える研修会

【講演】「「子ども」の視点に立った学校のあり方を考える」@小規模校の今後のあり方について考える研修会

 

 

2021年6月21日に開始された、小規模校の今後のあり方について考える研修会の場で、
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「「子ども」の視点に立った学校のあり方を考える」
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と題した講演をさせていただきました。

 

 

今回は、小規模校であろうがなかろうが、学校におけるミッション・ビジョン・ストラテジーが問われているという前提で、
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1.現代日本の教育課題
2.少人数学級の政策動向
3.ケース・スタディ
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の3本柱でお話をさせていただきました。

 

 

特に、「1.現代日本の教育課題」では、コロナ禍における子どもの現在としてどのような点が顕在化し、潜在化し、先鋭化したのかを解説させていただき、多様化する家族観・子育て観点を前に、何が問われているのか、何を問い続けるべきかを概括させていただきました。

 

 

また、「2.少人数学級の政策動向」では、学びの環境整備に関する政策論議、公立義務教育諸学校の学級編制及び教職員定数の標準に関する法律の一部を改正する法律の概要、少人数学級論議を、「3.ケース・スタディ」では、①コミュニティ・スクール(文科省型、信州型など)、②小規模特認校制度(飯田市の事例など)、③イエナプラン(1サークル対話、2異年齢グループ:ファミリーグループ、3自立学習・自由進度学習:ブロックアワー、4ワールドオリエンテーション:協働学習・総合学習など)を紹介し、地域における学校や小規模校におけるコア、イエナプランにおいて重視されている「価値」について紹介をさせていただきました。

 

当日は校長先生からもご質問いただき、こちらとしても教育現場における「勘所」を再確認させていただく機会となりました。

 

長時間にわたり御参加いただいた諸先生方、教育行政関係者、地域づくり関係者、公民館関係者の皆様、お疲れ様でした。