【基調講演】「緊急企画 コロナ下の教育のあり方 オンラインミーティング」
2020年5月31日に FORKIDS懇話会の主催の「緊急企画 コロナ下の教育のあり方 オンラインミーティング」にて、基調講演として、「日本の教育課題のこれまでとこれから」についてお話しさせていただきました。
・学校再開してもオンラインコミュニケーションなどのニーズは無くならないどころか、個別対応ニーズはより高まること
・教育分野における「個別最適化」とは何か?何を個別に最適化することなのか?
→興味・関心に基づいて好きなことだけでよいのか(シティズンシップの教育)?
→「自律的な個人」の育成(自己決定権)と教育関係者の役割は?
→「他者との協働」に基づく成長の契機
・ICT教育の4種の神器(端末、通信環境・ネットワーク、公式ID、クラウド環境)を揃えたあとに待ち構える難題は何か?
など、幅広く論点を提起させていただきました。
今後は、
①「学校」は物理的に再開したが、「教育」は再開・機能しているのか?(学校再開≠よりよい教育実践)
②効果的な遠隔教育を実施しているのか(量から質へ)?
③家庭で十分な学習支援を受けられているのか(家庭学習支援)?
④子どもたちは自律的に学ぶことができているのか(未完のプロジェクト)?
などについて注視していかなくてはならないと感じています。
貴重な機会をどうもありがとうございました。