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【論文】荒井英治郎(2014)「政治主導型教育改革の正統性・正当性―コア・エグゼクティブの態様変化」『学校教育研究』第29号,日本学校教育学会


荒井英治郎(2014)「政治主導型教育改革の正統性・正当性―コア・エグゼクティブの態様変化」『学校教育研究』第29号,日本学校教育学会

 

日本教育学校教育学会の『学校教育研究』第29号に、上記の論文を執筆させていただきました。
特集「激変する社会環境と学校教育」のセクションです。

過日出版社から抜刷が届きましたので、ご報告いたします。
(学会大会に参加できなかったので、年報そのものはまだ手にしておりませn)


「政治主導」「首相主導」「官邸主導」「内閣主導」等の用語が「プラスチック・ワード」化していることもあり、
ここで改めて、教育分野における意味内容を検討してみたいというのが、今回の論文のモチーフです。


本稿では、政策過程における執政中枢部の主導性の態様として「政治主導」を把握し、分析に際して、アクターの資源交換に着目するコア・エグゼクティブ(core-executive、 中核的執政)論を援用しました。
ここでいう「コア・エグゼクティブ」とは、中央政府の政策を調整すると同時に、政府機構の異なる部門間対立の最終的な仲裁者として機能する全ての組織や手続き、を指しています。

戦後以降、どのようなアクターが、どのようなアリーナを活用し、いかなるロジックを採用してきたのか、
概説的に論じましたので、教育政策におけるマクロトレンドを掴むことができるのではないかと思います。


教育政策過程におけるコア・エグゼクティブの態様変化を検討した本論文の構成は、下記の通りです。

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●はじめに
55年体制の政策過程―教育下位政府とコア・エグゼクティブの分権化
●2001年体制の政策過程―構造改革とコア・エグゼクティブの集権化
民主党政権の政策過程―政権交代とコア・エグゼクティブの拡散化・局限化
 ・政策決定の内閣一元化
 ・政策転換
●第二次安倍政権の政策過程―教育再生とコア・エグゼクティブの統合化
 ・教育再生実行本部:アジェンダの設定
 ・教育再生実行会議:実行本部提言の正統性の付与
 ・中央教育審議会:専門的議論を通じた正当性の検討
●おわりに―政策過程のアリーナ・アクター・ロジック

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ご関心のある方は、ご一読ください。