信州大学 教育基盤構築センター 荒井英治郎研究室

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【論考】「校長に目配りが求められる理由」『教職研修』 2026年5月号,教育開発研究所,90-91頁

【論考】「校長に目配りが求められる理由」『教職研修』 2026年5月号,教育開発研究所,90-91頁

 

このたび、教育開発研究所からご依頼いただき『教職研修』 2026年5月号に、「校長に目配りが求められる理由」 と題した文章を寄稿しました。

 

今回は、学校経営における校長の「目配り」 の本質について主に組織論の観点から論じたものです。
特に、「目配り」を単なる個人の勘ではなく、「視座」「視野」「 視点」の三要素から成る専門的な役割行動であると定義した上で、 校長には、現場の微細な変化を察知し、 それを組織全体の構造的な課題として捉え直す高い俯瞰力と問いを 立てる力が求められること、 個別の事案に直接介入するのではなく、 教職員が自律的に動けるよう心理的安全性を整えることが重要であ ることを指摘しました。

 

 校長の目配りは、どの立場から対象を捉えるかという「視座」、 どこまでを認識や思考の範囲に含めるかという「視野」、 何にどのような意味を見出すかという「視点」 の組み合わせによって磨かれ、更新されていきます。

 

では、どのように、自身の視座・視野・ 視点への感度を高めていくことができるでしょうか。

 

ご関心のある方は、お手に取っていただき、より深めたい方は、「 ゆるやかな結合体」(Loosely Coupled System)、「システム思考」(Systems Thinking)、「心理的安全性」( Psychological Safety)「分散型リーダーシップ」( Distributed Leadership)などのキーワードをたよりに、 以下の文献もアクセスしてみてください。 貴重な機会をありがとうございました。

 

①Edmondson, A. (1999). Psychological Safety and Learning Behavior in Work Teams. Administrative Science Quarterly, 44(2).

②Spillane, J. P. (2006). Distributed Leadership. Jossey-Bass.

③Weick, K. E. (1976). Educational Organizations as Loosely Coupled Systems. Administrative Science Quarterly, 21(1).