信州大学教職支援センター 荒井英治郎研究室

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【コメント】「学校における働き方改革研修@大阪府枚方市教育委員会」


【コメント】「学校における働き方改革研修@大阪府枚方市教育委員会

 

2024年2月14日、枚方市教育委員会(学校教育部教職員課)主催の「学校における働き方改革研修」にオンライン参加し、コメントさせていただきました。

 

3つの学校(さだ東小学校、五条小学校、桜丘北小学校)の実践をお伺いした上で、コメントをさせていただきました。

 

以下、時間が限られていたため、きちんとお伝えできなかったコメントメモ。

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・学校における働き方改革の「伴走」

・学校における働き方改革を伴走する教育委員会の「伴走」

・「働く人改革」としての働き方改革

・「当たり前」を見直すことは、痛みを伴う可能性があるため、慎重・丁寧かつ大胆に進めていく必要がある。

・人は人それぞれ違うため、ライフスタイルや仕事に対する考え方や価値観も異なるため、負担感の「ありか」(量的負担感、質的負担感、物理的負担感、空気)が違うということ(自分とは異なる「他者への敬意」)を前提として、「対話」を行っていくことが求められてくる。

・今こそこだわりたい「働きがい」と「働きやすさ」の両立。

・「量」と「質」の観点を大事にする必要がある。
(「量」の勝負だけでは達成できるかどうかの判断軸が明確なため、未達成の場合苦しくなり、同僚性や心理的安全性に悪影響を与えてしまう可能性があるため、「質」の勝負にもチャレンジしていくことは、実は遠回りのようで自分たちの取り組みを後押ししてくれる可能性もある)

・同僚の必然的な「もやもや」「違和感」を大切にしつつ、できることからコツコツと実践を積み重ね、その成果と課題をモニタリングしていくことが必要

働き方改革の「目的」を見誤ってはならない(何が問題か、それは課題なのか、誰にとってどのような意味での事柄なのかを考えていく)

働き方改革の「目的」を見失ってはならない(取り組みが順調に進めば進むほど、えてして目的を忘れてしまう)

・目的を見誤り、見失わないために、に業務改善の取り組みの進捗状況を意識的にリフレクションしていくことが重要

・自分たちの職場のあり方を、自分たちでコントロールする(した)経験は、働き改革のあり方だけでなく、授業改善、学校改革のあり方に大きな影響を与えうる。
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