信州大学教職支援センター 荒井英治郎研究室

信州大学教職支援センター 荒井英治郎研究室に関するブログです。

【インタビュー】三輪千子・荒井英治郎「松本市立波田小学校の『働き方改革』で大切にしたことはー「登下校対応」を「手放す」とすることへの違和感」『教職研修』2024年2月号,22-24頁

【インタビュー】三輪千子・荒井英治郎「松本市波田小学校の『働き方改革』で大切にしたことはー「登下校対応」を「手放す」とすることへの違和感」『教職研修』2024年2月号,22-24頁


このたび、『教職研修』編集部からご依頼いただき、松本市波田小学校の三輪千子校長先生にインタビューさせていただく機会を得ました。
波田小学校の取り組みに関しては、『教職研修』2023年6月号の「特集1」もご参照ください)


当日は、2023年8月の中教審の「緊急提言」の内容を素材にインタビューを行いました。緊急提言では、実際に登下校対応を手放している学校が増えているというデータや、その業務は「削減すべきである」「削減は可能だ」という教員の声が多いとも紹介されています。


 他方で、私自身は、単純に「手放す」という方向性でよいのかという問題意識も持っています。例えば、登下校対応に限って言えば、実は、「手放す」ことにある種の違和感を抱く教員は多いのではないか、頭では理解しているし、学校以外で対応してくれるならお願いしたいけれども、実際は様々な悩ましさがあると感じています。では何がポイントとなるか。


以上の点を前提として、働き方改革における「子ども」の存在、校長の役割についてお伺いしました。
引き続き、働き方改革を推進する上での「モヤモヤ」に向き合ってまいりたいと思います。
貴重な機会をどうもありがとうございました。