【助言コメント】第55回関東地区学校事務研究大会群馬大会 第3分科会(長野支部)
2024年1月26日、第55回関東地区学校事務研究大会群馬大会の第3分科会(長野支部)「ひと・もの・おもいをつなぎ、子どもたちのウェルビーイングの実現をめざす学校事務職員-学校事務職員がめざすネクストステージ-」において、共同研究者・助言者としてのコメントさせていただきました。
当日は、以下の通り、レポートを概括させていただいた上で、当日の分科会の内容を踏まえて、①地域、②人材育成、③ウェルビーイングに関してコメントさせていただきました。
結論としては、今後は、リソース・ネットワークを効果的に活用し、ステークホルダーの利害・役割・価値を調整していく実践(リレーション・マネジメント)が重要となること、子どもの最善の利益」という目的を共有し、協働的な実践を推進していく場の中核に、学校を位置づけていくことができるのかが問われているといったお話をさせていただきました。
貴重な機会をどうもありがとうございました。
--------------------------------------
[第1節]長野県事研の特徴
・一斉研究による「学校事務の確立」から、教育活動をつなぎ、学校経営に参画する「つなぐ研究」へ
・地理的要因から生じる地域間格差
・学校事務職員個人の資質・能力の多寡から生じる学校間格差
[第2節]「つかさどる改正」と共同学校事務室の制度化
・標準的職務表と職階別職務
・働き方改革の動向と信州型コミュニティスクールの活用
・業務の効率化、連携、OJT、市町村教委との連携
・自治体・地域の文脈に応じた学校間連携組織の導入
[第3節]
・「学校事務」から「教育事務」への発展と学校間連携実現に向けたロードマップ
・短期的展望:学校間の連携、市町村教委との連携、地区研レベルでの連携
・中期的展望:学校間連携組織運用に伴うOJT機能、人材育成
・長期的展望:学校を核とした地域づくり、コミスクや学校経営への参画
--------------------------------------