信州大学教職支援センター 荒井英治郎研究室

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【講演】荒井英治郎「「人口定常化」に向けた「教育環境の充実」」@松本市総合教育会議

【講演】荒井英治郎「「人口定常化」に向けた「教育環境の充実」」@松本市総合教育会議

 

2022年5月26日、松本市役所にて行われた令和4年度松本市総合教育会議の場で、「「人口定常化」に向けた「教育環境の充実」」と題したお話をさせていただきました。

 

「教育環境の充実」は、そのまま「人口定常化」を約束しないわけですが、一歩ずつ進んでいくことはできます。応用問題を解くのに近道はありませんが、遠回りをしながら論点を確実に検討していくことが求められることは言うまでもありません。

 

せっかくの機会でしたので、市長が策定された「教育大綱」に対して個別のコメントを加えさせていただきました。

 

以下の改革の方程式を引き続き教育顧問の立場で解いていきたいと思います。

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「改革」の方程式=

①適切な現状の理解と課題の特定(現状の理解と課題の特定が適切でなければ、効果は出ない)× ②短・中・長期的な視野と柔軟な方法(可視化されたロードマップを共有しなければ、具体的な解決策は見出せない)× ③実行力(「人」と「予算」に関する意思決定)(政治的実行力がなければ、ビジョンを実現する条件整備は成し遂げられない)× ④関係者の理解(「説得」から「納得」、「対話」と「共感」)(納得感を醸成する対話を通じた施策展開がなければ、共感は得られない)× ⑤効果検証の仕組み(不断の効果検証をしなければ、納得解は得られず、学びの文化は広がらない)

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