信州大学教職支援センター 荒井英治郎研究室

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【審査】KENRYO Researchers Grand-Prix 2021@松本県ケ丘高等学校

【審査】KENRYO Researchers Grand-Prix 2021@松本県ケ丘高等学校

 

2022年3月4日、松本県ケ丘高等学校で行われた「KENRYO Researchers Grand-Prix 2021」に審査員として参加しました。

 

本日は、6人のプレゼンテーションをお聞きして、僭越ながら、以下の3つの賞に関して、審査させていただきました。

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①「質実剛健」(確かな知)賞
→優れた探究過程と成果を得た者のうち、特に先行研究のリサーチや地道なデータ収集と批判的分析等よって新たな知見を見いだした者

②「大道闊歩」(関わる力)賞
→優れた探究過程と成果を得た者のうち、特に内外の人物との積極的で主体的な関わりのなかから新たな知見を見いだした者

③「弱音を吐くな」(挑戦する力)賞
→優れた探究過程と成果を得た者のうち、特に様々な困難を乗り越えながら粘り強く挑戦し続けることで新たな知見を見いだした者
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審査をさせていただいた探究のテーマは、以下の通りです。

 

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「これ、面白い!〜日常に歴史の発見を〜」
「本屋を守るには」
「オリジナルゲームを作ろう」
「食品の無駄に紙回答〜枝豆のさやから作る紙の活用法」
「さよなら雑草!〜精油生産現場から出る廃液の利用〜」
「アフリカと双方向的依存関係の構築」
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この間、さまざまな場所で「探究学習」に関して微力ながらお手伝いさせていただいておりますが、探究とは何か、探究の原動力とは何か、改めて考えさせられる時間となりました。

 

ウクライナを代表する現代美術家でもあり絵本作家でもあるイリヤQエミリア・カバコフは、「人間らしい価値のある人生を送る唯一の手段は、自分自身のプロジェクトをもち、それを考え出して実現しようとすることであると述べています(『プロジェクト宮殿』国書刊行会,2009年)

 

これからの社会を創る彼女ら・彼らにた期待しかありません。