信州大学教職支援センター 荒井英治郎研究室

信州大学教職支援センター 荒井英治郎研究室に関するブログです。

【論文】白旗希実子・石井美和・荒井英治郎「学校教師の業務に対する負担感と委託に関する意識―アンケート調査の分析から―」『教職研究』第12号,信州大学教職支援センター,2021年3月,1-15頁

【論文】白旗希実子・石井美和・荒井英治郎「学校教師の業務に対する負担感と委託に関する意識―アンケート調査の分析から―」『教職研究』第12号,信州大学教職支援センター,2021年3月,1-15頁

 

このたび、『教職研究』第12号(信州大学教職支援センター)に、「学校教師の業務に対する負担感と委託に関する意識―アンケート調査の分析から―」という共著論文が掲載されました。

 

 

小学校教師の業務は、「無限定性」という特徴のもとでその範囲を広げてきましたが、近年、その業務範囲の曖昧性が指摘され、他職種・民間企業・地域人材への業務の分担・委託が政策的に検討されています。

 

 

これに対して、当該研究は、現在進められている業務範囲の明確化や業務の縮小という学校における働き方改革の方向性が、現場の教師の意識や認識と適合するものなのか、教師自身は自らの業務範囲についてどのように捉えているのかといった課題意識を軸に進めたものです。

 

 

本論文では、①教師自身が、どのような業務(の一部)を委託したいと考えているのか、②教師の委託に関する意識にはどのような種類があるのか、③何が業務の委託に関する意識に影響を与えているのかを検討し、教師の業務の委託に関する意識から、現場の教師が考える「中核的業務」の輪郭を描くことを目的としています。

 

 ご関心のある方は、以下からダウンロードも可能ですので、ご一読いただけたら幸いです。

 

https://soar-ir.repo.nii.ac. jp/records/2000111#.YJUufy_ 3K0s