信州大学教職支援センター 荒井英治郎研究室

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【講演】「これからの学校事務職員の職務のあり方を考える」@第51回長野県公立小中学校事務職員研修大会

【講演】「これからの学校事務職員の職務のあり方を考える」@第51回長野県公立小中学校事務職員研修大会


10月26日に第51回長野県公立小中学校事務職員研修大会(長野県総合教育センター)にて、「これからの学校事務職員の職務のあり方を考える」というタイトルで講演をさせていただきました。

 

「一人職制」、「職務曖昧性・職務葛藤性」といった特徴を有する学校事務職員が、
学校組織における唯一の総務・財務等に通じる行政専門職としての「事務職員」として把握され、 今次の学校教育法第37条第14項の改正により「事務職員は、事務をつかさどる」と職務の明確化がなされました。

 

当日は、
「社会の変化と教育改革の動向」、「学校事務職員の職務のあり方」の2本柱でお話しさせていただきまして、 以下のような論点を提起させていただきました。

 

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①学校事務職員が「学校」で働く意義は、何でしょうか?

②今後の学校事務職員に求められる資質・能力とは、何でしょうか?

③働き方改革の一環として、自分の業務量を減らすために、何ができるでしょうか?

④教員の多忙化対策のために、何ができるでしょうか?

⑤教員の業務で学校事務職員が分有できる業務はあるでしょうか?

⑥若手職員を中心とした学校事務職員の力量を高めるためには、 どのような「取り組み」と「仕組み」(仕掛け)が必要でしょうか。

⑦学校教育法第37条第14項「事務職員は、事務をつかさどる」を受けて、個人として、地区研として、県事研として、どのような取り組みが必要となるでしょうか。 —————————————————

恩師の一人が、「学校事務職員の存在を抜きにして学校のことを考えることはできない」と話されていたことが昨日のことのように感じ、このような場でお話しさせていただくことは本当に光栄かつ貴重な経験となりました。

 

引き続き調査研究の対象としてキャッチアップしていけたらと考えています。

ありがとうございました。