信州大学教職支援センター 荒井英治郎研究室

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【講演】「学校事務職員は、カリキュラムマネジメントにどのように向き合っていけるか」@三重県伊勢市小中学校事務の共同実施協議会

「学校事務職員は、カリキュラムマネジメントにどのように向き合っていけるか」@三重県伊勢市小中学校事務の共同実施協議会


2022年9月22日、三重県伊勢市小中学校事務の共同実施協議会からご依頼いただき、「学校事務職員は、カリキュラムマネジメントにどのように向き合っていけるか」と題した講演をオンラインで実施いたしました。

 平成27年中教審答申において、学校組織における唯一の総務・財務等に通じる行政専門職としての「事務職員」として位置付けながらも、「一人職制」を前提とし、「職務曖昧性・職務葛藤性」という職業特性を有する学校事務職員が、「カリキュラムマネジメント」にどのように対峙していくことができるか、カリキュラムマネジメントに対する支援は、財務的アプローチだけで必要にして十分か、教育活動に必要な「人的・物的資源等」(人材・予算・時間・情報・教育内容)に対して改めて向き合うことで、次の一歩を踏み出す契機になればとお思い、グループワークを通じたワークショップも織り交ぜながら、お話をさせていただきました。


①「子どもの実態」を踏まえた上で、「育てたい子どもの姿」を(同僚・家庭・地域と)共有できているか?
②グランドデザイン(学校教育目標)は、「子どもの実態」→「育てたい子どもの姿」からきちんと導き出されたものになっているか?
③「グランドデザイン」(学校教育目標)を実現していくために、どのような「カリキュラム」に力点を置いた教育活動を展開していけるか?
④そうしたカリキュラムに、「学校事務職員」としてどのような支援ができるか?

自分自身のキャリア展望も踏まえて、考えていただけたらと思っております。

貴重な機会をどうもありがとうございました。