信州大学教職支援センター 荒井英治郎研究室

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【ワークショップ型研修】「働き方改革をマネジメントする(スクール・ミドルリーダー研修)」@松本市教育研修センター

【ワークショップ型研修】「働き方改革をマネジメントする(スクール・ミドルリーダー研修)」@松本市教育研修センター

 

2022年10月17日、松本市教育研修センター主催のスクルール・ミドルリーダー研修の場で、「働き方改革をマネジメントする(○○主任のお仕事ゼミ)」と題した研修をワークショップ型で対面実施しました。

 冒頭、ケヴィン・キャッシュマンの『優れたリーダーは、なぜ「立ち止まる」のか─自分と周囲の潜在能力を引き出す法則』英治出版(2014年)の次の一節を紹介した上で、ミドルリーダーとして働き方改革を「進めていく」していくためにも、「立ち止まり」「考える」ことが必要であることをお伝えしました。

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「些細だが重要な瞬間を、私たちはどれほど見逃しているだろう。心と思考を解き放ち、他者とオープンに関わりを持ち、新しいものや違いを生み出す鍵となる瞬間を、私たちはたいてい忙しさにかまけてやり過ごしてしまう。私たちは忙しく仕事に追われすぎて、自分の内外に隠された価値創造の源泉に気づけずにいる。スマートフォンに縛られて、複雑なものを整理したり、奥に潜む目的意識に目を向ける充分な時間がとれないでいる。すぐに目的のものを得ようとする性急な現代では、どこにでも行けるが、どこにもたどり着かない。すさまじいスピードについていくのがやっとで、革新のために立ち止まる、ということがほとんどない。」
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働き方改革=勤務時間の削減」という浅はかな理解を超えて、「働き方改革=働く人改革」という観点から、改めて何のための取り組みかを考えていく機会を引き続き提供していけたらと考えております。

ご参加いただいた諸先生方、お疲れ様でした。