信州大学教職支援センター 荒井英治郎研究室

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【論考】荒井英治郎「学校における働き方改革と学校事務職員のワーク・エンゲイジメント」『学校事務』2021年1月号,学事出版,27-31頁

【論考】荒井英治郎「学校における働き方改革と学校事務職員のワーク・エンゲイジメント」『学校事務』2021年1月号,学事出版,27-31頁

 

 

このたび学事出版さんの『学校事務』(2021年1月号)に、特別企画欄に「学校における働き方改革と学校事務職員のワーク・エンゲイジメント」と題した論考を寄稿させていただきました。

 

本稿では、
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①学校における働き方改革の動向のレビュー

平成27年12月21日公表の中教審答申「チームとしての学校の在り方と今後の改善方策について」
・事務職員の職務規定を事務に「従事する」から「つかさどる」へと見直した、平成29 年4月1日の学校教育法改正の施行
・共同学校事務室の制度化と室長の職務を明記した地方教育行政の組織及び運営に関する法律の改正
平成31年1月25日公表の中教審答申「新しい時代の教育に向けた持続可能な学校指導・運営体制の構築のための学校における働き方改革に関する総合的な方策について」

②令和2年7月17日発出の通知「事務職員の標準的な職務の明確化に係る学校管理規則参考例等の送付について」(2初初企第15号)を踏まえて、学校事務職員の標準的な職務の明確化の論点整理

③学校事務職員のワーク・エンゲイジメントの考え方の紹介
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の3つを書かせていただきました。

 

仕事の相棒・パートナーである「ツール」にこだわりを持つことは、仕事の質(生産性)の向上に寄与するだけでなく、仕事に対する向き合い方を左右し、活力を与えてくれる可能性があります。

仕事の資源にアプローチする中央地方レベルの働き方改革に翻弄されることなく、仕事に誇り(やりがい)を感じ、熱心に取り組み、仕事から活力を得て活き活きとしている状態を目指して、「半径1メートル」から始まる現場(個人)レベルの取り組みも同時並行的に実践されてしかるべきではないでしょうか。

 

貴重な機会をどうもありがとうございました。