信州大学教職支援センター 荒井英治郎研究室

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【講演「これからの教育評価のあり方を考える」@令和2年度長野県高等学校歴史教育研究会冬季研究会

【講演「これからの教育評価のあり方を考える」@令和2年度長野県高等学校歴史教育研究会冬季研究会

 

長野県高等学校歴史教育研究会からご依頼いただき、冬季研究会の場で「これからの教育評価のあり方を考える」と題した講演をさせていただきました。

 

子どもたちは、年号・歴史上の人物名・歴史的事項等を「丸暗記」し、「限られた時間・場」(ペーパーテスト)で吐き出し、その場をやり過ごす(ところが、短期集中のインプット重視の学習では、その後「知識」としてさえ定着しない)。他方、教員はペーパーテストで測定した点数を機械的に順位づけし、成績処理を完了させるといった「共犯」関係で、果たして、生きる力(①知識・技能、②思考力・判断力・表現力、③主体的に学習に取り組む態度)の育成に貢献していくことができるか、全ての教科において改めて考えていかなくてはなりません。

 

今回は、「目標に準拠した評価」、「真性の評価論」、「逆向き設計論」、「パフォーマンス評価」、「パフォーマンス課題」、「ポートフォリオ評価法」等に関してそのアイディアのエッセンスを紹介させていただきましたが、これまでの評価と今後のあり方を考える機会となればと思っております。

 

貴重な機会をどうもありがとうございました。