信州大学教職支援センター 荒井英治郎研究室

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【講演】「これからの時代に求められる管理職の学校経営能力─ウェルビーイング・マネジメントのススメ─」@松本市校長教頭合同研修

【講演】「これからの時代に求められる管理職の学校経営能力─ウェルビーイング・マネジメントのススメ─」@松本市校長教頭合同研修

 

2022年8月23日、松本市校長教頭合同研修の場で「これからの時代に求められる管理職の学校経営能力─ウェルビーイング・マネジメントのススメ─」と題した講演をさせていただきました。

松本市内の管理職の先生を対象に、校長先生は対面参加で、教頭先生はオンライン参加での実施となりました。

お話しさせていただいた内容は、以下の通りです。
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松本市の教育の過去・現在・未来
②社会・学校・子ども・教師の変化
③国の政策動向と教育課題
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なお、「松本市の教育の過去・現在・未来」でお話しさせていただいた内容、すなわち、
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・江戸時代における私塾・寺子屋の数
・明治時代:立県指針としての「教育」(筑摩県)
・大正時代:旧制松本高等学校の誘致と近代的都市づくりの基軸としての「学び」
旧開智学校明治6年開校、9年竣工)に対する市民寄付(約1万1千円:現在の2-3億)
・明治中期-後期:成績順の学級編成(落第生学級)と、低成績クラスへの優秀教員の配置(初の特別支援教育との評価)
・明治中期-昭和初期:就学困難児童に対する子守教育所、松本盲人教育所、裏町特別学級の開設
・昭和30年以降:旭町中学校桐分校(義務教育未修了者に対する全国唯一の矯正施設内学校)
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について、今回は「子どもの尊厳」と「人権としての教育」の観点から説明させていただきましたが、教育史的にも今後深めていきたいと感じているところです。

貴重な機会をどうもありがとうございました。