信州大学教職支援センター 荒井英治郎研究室

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【講演】「学校の働き方改革のこれまでとこれから」@第207回北安曇教育会総集会

【講演】「学校の働き方改革のこれまでとこれから」@第207回北安曇教育会総集会

 

2019年5月18日に第207回北安曇教育会総集会@長野県大町市立西小学校の場で、
「学校の働き方改革のこれまでとこれから」と題した講演をさせていただきました。

当日は、あらめて、以下の問いからスタートさせていただきました。

①今の働き方に満足しているか?いないか?(なぜか?)
②今の私にとって、最も望ましい働き方は、どのようなものか?(なぜか?)
③10年後の私にとって、最も望ましい働き方は、どのようなものか?(なぜか?)

 

また、アマゾンのジェフ・ペゾス氏の、Good Intension doesn’t Work. Only Mechanism Works. を引きながら、もはや、「善意」だけでは教員は働き続けられない。「仕組み」の土台の中で、教員の「善意」が発揮されるとした場合、どのように「教員の善意」に頼らない「仕組み」づくりを構築していくか私なりのアイディアを提案させていただきました。

 

今後、国の動向として、勤務時間管理の徹底と勤務時間・健康管理を意識した働き方改革の促進(①勤務時間管理の徹底と上限ガイドライン(月45時間、年360時間等)の実効性の担保、②労働安全衛生管理の必要性(ストレスチェックなど)、③教職員一人一人の働き方に関する意識改革)にも注視していく必要がありますが、少なくとも各学校において代表的な業務に対して、①外部化、②分業化、③協業化などいかなる対応を講じていくか、改めて検討していくことが求められると思います。

 

約300名にのぼる参加者の皆様が熱心に話を聞いてくださり、こちらとしても光栄でした。
貴重な機会どうもありがとうございました。