【いただきもの】下司晶・須川公央・関根宏朗編(2016)『教員養成を問いなおす-制度・実践・思想』東洋館出版
同僚の河野桃子先生からいただきました。いつもどうもありがとうございます。
「教員養成」に対しては、これまで教育政策の一分野としての歴史的過程として捉えていましたが、今や当事者としての視点も持ち得ながら向き合う必要性を感じています。教育哲学を専門とする諸先生方の論考をじっくりと読ませていただきます。
どうもありがとうございました。
目次は、下記の通りです。
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第1部 教員養成制度の現状と課題
・戦後教員養成改革を振り返る―教職の専門職性のゆくえ
・「大学での教員養成」原則における小学校教員養成課程をめぐる矛盾―新制東北大学教育学部と宮城教育大学を中心に
・教員養成と教員採用・研修の“あいだ”
・保育教諭の「教育原理」は可能か―教員養成と保育士養成のあいだで教育の基礎を問う
第2部 教育実践から教員養成を問いなおす
・道徳の教科化は教員の意識を変える?
・幼稚園教諭の専門性とその養成
・インクルーシブな教員養成への模索―視覚障害学生の教育実習を中心に
・現職教員座談会 教員として生きるための哲学―道徳・キャリア・適応と抵抗
第3部 教員養成の思想と哲学
・教員養成における理論‐実践問題の起源を辿る―ヘルバルトの教員養成論へ
・教員養成課程において「見る」ことをどう捉えるか―シュタイナー思想に基づく「オイリュトミー療法」の子どもの見方とその養成から
・教員養成における「教育関係論」と『エミール』の「関係」論について
・教員養成における「技(art)」についての一考察―後期フロムの方法論を手がかりに
特別座談会 アクティブ・ラーニングで市民と教師を育てる?―教員養成の社会哲学
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