信州大学教職支援センター 荒井英治郎研究室

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新任教育委員研修

 

第二子誕生後、息つく間もない日が続いています。
とはいえ、やはり息子たちの存在に助けられて、生かされているという感じでしょうか。
充実しています。


さて、備忘録的なものとなりますが、
8月21日は「新任教育委員研修」@長野上水内教育会館でした。

実は当初8月21日が主産予定日だったので、
果たしてお引き受けした仕事をきちんとこなすことができるか不安ではあったのですが、
予定日前に息子が誕生したこともあり、
その意味では安心して仕事に臨めました。

新任教育委員研修は、
昨年に引き続いて2回目となりましたが、
今年は長野県教育委員の方々も参加されるということで
気を引き締めつつも、気合を入れて臨んだ次第です。

参加者の多くは、「新任」の教育委員ということもありまして、
2時間にわたる講演に対して、非常に熱心に耳を傾けてくださいました。

演題は、「教育改革の動向と教育委員に期待される役割」

扱ったテーマは、下記の通りです。

●「一億総教育評論家」的状況
●教育問題と教育課題の違い
●教育委員会制度の概要
●教育委員会制度の歴史
地教行法改正の変遷
行政委員会としての教育委員会の意味
●首長・議会の教育権限
●教育委員会の組織編成
●教育委員会の職務権限
●教育委員会制度の特性、意義、メリット
●教育委員会制度に対する批判
●制度改革論議の構図
●教育委員にできること、できないこと

また重視した問いは、
・現在の教育問題、教育改革を、どのように理解すべきか
・現在、教育委員に期待されていることは、何であるのか
・皆さんが教育委員を務める自治体は、どのような教育課題を抱えているのか
・限られた任期の中で、重点的に取り組むべきこと、果たすべき役割は、何か。
・期待される役割を果たすために、何から始めたらよいか。
などです。

講演後、いくつか質問もいただきまして、
岐路に立つ教育委員会制度の在り方について意見交換をさせていただきました。