日本教育制度学会@静岡

土曜日、日曜日は、静岡の常葉学園大学で、
日本教育制度学会がありました。


信州からのルートでは、やはりそれなりに時間を要するということもあって、金曜日の関東圏での非常勤が終わり次第、「ひかり」で新横浜→静岡へ。
その日は、久しぶりに研究室の後輩と食事をしました。



土曜日は、午後から学会の自由研究発表。
午前は、ホテルで朝から今週締め切りの「書評」の仕事に着手。
対象本(下記ご参照下さい)は、移動時間で読了していましたので、
原稿の大枠を組み立て。あとは少し寝かしてブラッシュアップします。

どうにか間に合いそうです>出版社の担当様


午後は、学会の自由研究発表。
私が今回聞くことができたのは下記の発表です。

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・小野瀬善行「1980年代米国テキサス州における教員養成制度改革法案の形成過程」

・押田貴久「地方分権改革と指導主事体制の変容―指導主事の配置に着目して」

・堀和郎・柳林信彦「教育長―首長の役割関係の関連要因とその帰結に関する試論―市区町村長に対する全国調査データを基にして」

・山田知代・坂田仰「公立学校教員の懲戒処分に関する研究―裁判例に焦点を当てて」

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今年参加した他の学会では(日本教育学会、日本教育行政学会、日本教育政策学会)、学会事務局や編集関連の仕事をしていたり、前後に予定が入っていたりしたこともあって発表を聞く時間を確保することが難しかったのですが、今回は比較的集中できました。

その後、総会・懇親会と進み、夜は、若手研究者と楽しく食事をしました。
(お三方、おそくまでお疲れ様でした。またご迷惑おかけしました)



2日目は、課題別セッション。
一応、前座をさせていただきました。
以下学会HPより。

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課題別セッションI:教育制度分析は因果関係を明らかにできるか?―社会科学と制度分析―

◆企画趣旨
本企画は、隣接諸科学のレビューを行い教育の制度分析の到達点と今後の課題を明らかにする。なお、研究の前提として隣接諸科学の成果を参照することに加えて、それが教育の制度分析にどのように寄与するかを念頭におく。
第1の課題:制度を法制度、財政制度、あるいは学校制度のような具体的で可視的な対象と認識するだけでは制度分析の成果は得られない。いったんは文化や慣習といったものまで検討の対象とした上で、それらと制度の境界線を探索する。
第2の課題:制度の成立、変化について検討する。制度は社会から乖離して形成されるわけではないし変容することもない。制度を成立させている社会的合意という「見えないもの」を析出する。

◆発表者(50音順)
荒井英治郎(信州大学)「教育制度研究の制度観と分析視角」

村上祐介(日本女子大学)「社会科学における制度論の発展と教育制度研究」

◆企画者
青木 栄一(国立教育政策研究所)
江幡 裕(平成国際大学
元兼 正浩(九州大学)
 

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予想をはるかに上回る数の方々にお越しいただいて恐縮です。
ぜひ感想をお聞かせ下さい。

また、指定討論者としてコメントをくださった
元兼先生、岡先生、本当にどうもありがとうございました。
いただいたコメントに対して時間の関係もあり
リプライすることができない部分については持ち帰らせていただきまして、
今後の課題にしたいと思います。


その後、ほっとする間もなく、帰路へ。
時間の関係で参加できなかった公開シンポジウムは盛況だったでしょうか。


課題別セッションの現行の仕事があるかと思いますが、
これで一応今年度の学会関連のタスクは終了。
連続土日出張の日々も終結です。

気持ちを切り替えて教育も研究もしていく次第です。


さて今日は、長野市の工学部で「生徒指導概論」の授業で出張です。

これまでは10日以上も未更新だったので、
今後はもう少し更新頻度を増やせるようにがんばります。




【本日の一手】


教育ルネサンス 大学の実力

教育ルネサンス 大学の実力

書評対象本、4月以前と4月以降では
やはり大学に関する情報が自身に訴えかけるリアリティは変わって来ますね。当事者意識が徐々に芽生えてきています。


政権交代バブル (Voice select)

政権交代バブル (Voice select)

帰りの車内で読了。
政権交代後、教育学者の多くは状況を見守るばかりで、
民主党を主とした新政権の教育政策をトータルに概括し、
一定の立場を表明する方々は少ないのが現状。
こういう点はアメリカとは大きくことなりますね。