【書評】荒井英治郎「書評:デイル・ドーテン『仕事は楽しいかね?』[新版]」『月刊高校教育』2025年11月号,66頁
このたび学事出版さんの『月刊高校教育』(2025年11月号)に、『仕事は楽しいかね?』の新版の書評を執筆させていただきました。
https://eijipress.co.jp/products/2351
幼少期から大切にあたためてきた思い。そして、その思いを仕事として具体化することは一見理想のように思えます。
また、心と体に課題解決の熱意が溢れている状態は、創造力に満ちている証拠ともいえます。しかし、仕事上の課題は情熱さえあれば解決するものかといえば、残念ながらそうではありません。
本書は、仕事のみならず人生の行き詰まりも自覚しつつあるビジネスマンの「私」が、吹雪の夜に空港で出会った老人(発明家・起業家として成功を収めたマックス・エルモア)との対話を通じて「仕事を楽しむ」ことの理解を深めていく全14章の物語です。
豊富な先行事例から導き出される数々の格言には、物事の捉え方を刷新するエッセンスが埋め込まれています。
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・「明日は今日と違う自分になる」
・「違うものがよりよいとは限らない。だが、よりよいものは必ず違っている」
・「どんな仕事をしたいか、ではなく、どうすれば成長し続けられるかを問う」
・「成功することは、右に倣えをしないということ」
・「完璧とは、ダメになる過程の第一段階」
・「きみたちの事業は、試してみた結果、失敗に終わったんじゃない。試すこと自体が欠けてたんだ」
・「『思いつき』と『偶然の出来事』は異母兄弟」
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したくもない仕事をしながら、同時に、その仕事を失うことに恐れる。
「退屈」と「不安」に板挟みにされながら葛藤する私たちは、いかなる一歩を踏み出せるでしょうか。
興味を持たれた方は、ぜひご一読ください。