【目録公開】荒井英治郎編『臨時教育審議会関係資料目録』
問い合わせが相次ぎ、2018年に刊行した目録が公開される運びとなりました。
広く利用に供していく。
手間と暇と時間とあらゆるリソースを投入してアーカイブした者として、広く利用に供していけるような公共物を残していくことは本望です。
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荒井英治郎編『臨時教育審議会関係資料目録』
(科学研究費補助金萌芽的研究研究成果報告書 :エビデンスに基づく政策形成・評価に資する教育政策情報のアーカイブ化に関する研究)
■臨時教育審議会関係資料目録
https://nierlib.nier.go.jp/opac/opac_link/metapid/DG00000555
https://nierlib.nier.go.jp/opac/opac_detail_md/?lang=0&amode=MD2001&bibid=DG00000555
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ーはしがきより─
本研究では、「文書記録」と「口述記録」という2 つのリソースを教育分野の政 策形成・政策評価に必要不可欠な「教育政策情報」と位置づけた上で、体系的整理とアー カイブ化を行い、実証的な教育政策研究の進展に資する基盤を整備していく作業を行った。 本報告書は、そのうち、「文書記録」に関する調査研究の成果をまとめたものである。
本報告書に所収したのは、「臨時教育審議会関係資料」の目録である。昭和59 年に公布 された臨時教育審議会設置法(昭和59 年8 月8 日法律第65 号)に基づき総理府に設置さ れた臨時教育審議会は、内閣総理大臣の諮問に応じて調査審議を行うことを所掌事務とし た行政機関である。
審議会の運営に際しては、総会のほか、「二十一世紀を展望した教育の 在り方」(第一部会)、「社会の教育諸機能の活性化」(第二部会)、「初等中等教育の改革」 (第三部会)、「高等教育の改革」(第四部会)を議論する部会が設けられ、委員に専門委員 を加えた形で審議が行われた。
当該目録は、元文部事務次官で、臨教審第一部会専門委員 を務めていた木田宏氏が国立教育研究所に寄贈した資料を目録化したものである。今後公 開の手続きを経た上で、多くの方に活用してもらうことを心から期待したい。
なお、本調査研究は、平成24-26 年度科学研究費助成(学術研究助成基金助成金)によ る研究・挑戦的萌芽研究「「文書記録」と「口述記録」のアーカイブ化を通じた教育政策研 究の再構築に関する研究」の後に採択された、平成27-29 年度科学研究費助成(学術研究 助成基金助成金)による研究・挑戦的萌芽研究「エビデンスに基づく政策形成・評価に資 する教育政策情報のアーカイブ化に関する研究」の成果の一部である。
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