信州大学教職支援センター 荒井英治郎研究室

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【書評】荒井英治郎「書評:為末大『熟達論』」『月刊高校教育』2024年6月号,71頁

【書評】荒井英治郎「書評:為末大『熟達論』」『月刊高校教育』2024年6月号,71頁


 『月刊高校教育』からのご依頼で、為末大『熟達論』の書評を執筆させていただきました。

 

https://www.shinchosha.co.jp/book/355231/

https://www.gakuji.co.jp/koukoukyouiku

 

60戦不敗との伝説も持つ剣豪・宮本武蔵。「二天一流」と命名される二刀流の兵法指南書「五輪書」を晩年記したことは、誰もが知るところです。

 これに対して、同じく日本人の誰もが知る400mハードル日本記録保持者のオリンピアンによる本書は、現代版「五輪書」といってよいでしょう。


本書では、「熟達」の段階(①不規則さを身につける「遊」、②無意識にできるようになる「型」、③部分・関係・構造がわかる「観」、④中心をつかみ自在になる「心」、⑤我を忘れる「空」)の5つに分けて、本質的な問いを読者にやわらかく投げかけ、問いかけていきます。

 

著者曰く、熟達は「遊」に始まり「遊」に戻り、「人はいつまでも学び、成長できる」というようです。学習者の成長発達に対峙する教育者の熟達とは、何であり、何でないか。

ご関心のある方はご一読ください。