信州大学教職支援センター 荒井英治郎研究室

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【コメンテーター】「ユースリーチ文化祭2022企画案~ユースリーチが描く長野の未来~」

【コメンテーター】「ユースリーチ文化祭2022企画案~ユースリーチが描く長野の未来~」

 

2022年3月12日、「ユースリーチ文化祭2022~SDGs報告「ユースリーチが描く長野の未来」~」に「コメンテーター」としてオンライン参加する機会を得ました。

2019年以降、「長野を100年先も住み続けたいと思えるまち」にするために、長野県内の「youth(高校生や大学生)」が、自然環境問題や地域課題などに「reach(触れる)」機会をつくり、長野の将来を自分ごととして捉え、SDGs実現のためのアクションを起こしています。本日は、ユースリーチメンバーが描く長野の未来を共有しつつ、長野で実践されている取り組み紹介、そして自ら実践できることを提言いただくという時間でした。

自分のストーリー(Story)を他者に語ることを通じて、私たちは他者とともに、私たちのヒストリー(Hisotry)を紡いでいく。私たちは、自分たちの物語(story)を他者に語り伝えることで、後世に歴史(history)を伝え残していくことができるのだと感じた時間となりました。

なお、今回お話をお伺いしたSDGs報告は、以下の通りです。

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①循環型キャンプ:長野市芋井地区で里山・食農体験活動

【紹介メッセージ】キャンプしながら農作業して、収穫した作物を調理し、みんなで食べる。リンゴ狩りや草刈りでもいい。畑と食卓、自然と自分のつながりを見つけ、地域の人との出会いを楽しもう。持続可能な社会に欠かせない“循環”を体感し、得たものを語り合って共有し、感動を広げ、共感を呼びおこそう!

SDGsを推進するにあたって必要な視点:みんなの思いをSDGsに入れよう!

【紹介メッセージ】SDGsってなんだろうということで、これまでゼロカーボン、ジェンダーレス、多文化共生、教育などについて、実践者・専門家からお話を伺ってきた。SDGsをより理解し、実践に繋げるために、企業や地域の方と一緒に考えたい。「SDGsの理解を深めるための学習機会を設けていますか?」、「職場の男女比率はどのくらい?」、「管理職に女性はいますか?」とか。みんなのモヤモヤをまとめて、SDGs実現のためのさらなる一歩を世代を超えて考えたい。

③多文化共生:外国由来の人々と対等な関係で、パートナーとしてつきあおう
【紹介メッセージ】世界のみんなと仲良くしたい!でも、実際はどうなのか知らないことばかり。海外から来ている「技能実習生」って、どんな仕事や暮らしをしているのだろう。海外から輸入されている農作物や製品は、どのような環境でつくられているのだろうか。環境や人権に配慮している会社や製品を選んで、お互いを認め合える関係をつくりたい!

④あったかい居場所づくり:こどもからシニアまで安心していられる場所づくり
【紹介メッセージ】新しい出会ってワクワクするよね。新しい発見と、ひと・もの・コトの共有。学校の枠を超えて、視野が広がり選択肢が増えていく。ふだん出会わない人とつながったり、世代を超えてつながったり。みんなの「あったかい居場所」があれば、きっと社会も温かく暮らしやすくなるよね。通信高校生の居場所シャインプロジェクトメンバーや、多世代居場所運営の県立大生グループの実践を通して、目指したい「あったかい居場所」を提案。

⑤まるごとキャンパス報告:災害復興支援活動へ参加
【紹介メッセージ】まるごとキャンパスは、長野のNPOなどが3日間以上の活動フィールドを学生に提供する企画。写真洗浄のプログラムに参加したユースリーチメンバーからの報告。

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ご一緒させていただいたコメンテーターは、以下の方々です。
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阿部守一 長野県知事
・島田良 美容室りんごの木グループ代表取締役
・渋川駿伍 株式会社Kakedas
・高田実穂 NHK長野放送局記者 
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準備を重ねてきたユースリーチメンバーの皆様、運営事務局の皆様、本当にお疲れ様でした。

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主 催  ユースリーチ(運営主体:特定非営利活動法人長野県NPOセンター)
共 催 地域まるごとキャンパス実行委員会
協 力 NAGANO SDGs PROJECT
後 援 長野県、長野市、長野県教育委員会長野市教育委員会NHK長野放送局
助 成 独立行政法人環境再生保全機構地球環境基金
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