信州大学教職支援センター 荒井英治郎研究室

信州大学教職支援センター 荒井英治郎研究室に関するブログです。

【対談】「学校は、なぜ変われないのか」@平成の松下村塾

【対談】「学校は、なぜ変われないのか」@平成の松下村塾

 

2月18日は、 伊那市立伊那中学校の校内研修の後に開催された「 平成の松下村塾」 にて伊那中学校の武田校長と対談させていただく機会を得ました。

 


こちらの話題提供のテーマは、
---------
「学校は、なぜ変われないのか」
---------
です。


以下の観点から、 参加者の皆様に論点を提起させていただきました。


●学校は、なぜ変われないのか
・「業界全体」として、変わろうとする機運がない。
・「組織(学校)」として、変わる必要性を感じていない。
・「一個人(教員)」として、変わる必要性を感じてない。( そのこと自体を考える余裕がない)
・そもそも、なぜ変わらなければならないか、どのように、 変わらなければならないか、が共有されていない(ビジョン・ ミッション・ストラテジーの共有)


●教育業界の「言い訳」のオンパレード
・国(政治家)の姿勢
文科省の政策(学習指導要領、教職員定数の改善)
・県教委、市教委の政策
・管理職、同僚、ベテラン層、中堅層、若年層のせい
・業務量の多さ(時間のなさ)
・予算がない、権限がない
・部活のせい
・子どものせい・親のせい・地域のせい
・前例がない(そんなやり方はしたことがない)
・今までどおりで何が悪い
→人・予算を増やせば、うまくいくという「幻想」→思考停止


参加者の皆さんからも非常に貴重なご意見をたくさん頂戴し、
私としても有意義な時間となりました。


ご参加いただいた皆様、どうもありがとうございました。