信州大学教職支援センター 荒井英治郎研究室

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【いただきもの】三田地真実「学生の行動を軸に見据えて、『機能するグループワーク』を企画・実施するためにー行動分析学とファシリテーションの観点から」『法政大学教育研究』第9号,2018年


【いただきもの】三田地真実「学生の行動を軸に見据えて、『機能するグループワーク』を企画・実施するためにー行動分析学ファシリテーションの観点から」『法政大学教育研究』第9号,2018年


三田地真実「学生の行動を軸に見据えて、『機能するグループワーク』を企画・実施するためにー行動分析学ファシリテーションの観点から」『法政大学教育研究』第9号,2018年


星槎大学の三田地先生から『法政大学教育研究』第9号をお送りいただきました。

 

所収されている「学生の行動を軸に見据えて、『機能するグループワーク』を企画・実施するためにー行動分析学ファシリテーションの観点から」に関しても一読させていただきました。

 

 本論文は、「グループワークの無機能化」の罠に対して、その種の状況下では何が起きているのか、そして、状況に対していかなる手立てが考えられるかというとに対して、行動分析学の分析枠組みを活用して論じ、場づくりの技術たる「ファシリテーション」の有用性を主張するものとなっています。

 

 機能しているグループワークの特徴(①複数の学生が集まっている、②相互作用がある=話をする、③何らかの教育的効果をもつ、③-a教師側が設定した目標、③-b教師側が設定していない何らかの効果をもたらすゴールフリー)を挙げた上で、活動スタイルを、①話し合い(合意形成必須)、②学び合い(合意形成不要)、③教え合い(合意形成不要)を3つに整理されており、体感はしているものの暗黙知化されていることがらを可視化していただいたような内容で、とても刺激を受けました。

 

インストラクションデザインや行動分析学、さらにはファシリテーションに関しても改めて学んでみようと思います。

どうもありがとうございました。