工学院大学の安部芳絵先生から、お送りいただきました。
どうもありがとうございます。
本書は、「reflective practioner」の概念で著名なドナルド・ショーンの著書の訳書となっております。『省察的実践とは何か』に関しては、多くの皆さんも読まれていることと存じます。本書では、行為の中の省察に基づく「実践の認識論」に適合的な専門職教育の在り方を豊富なケースを素材に論じています。
目次は、下記の通りです(出版社のHPより)。
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第1部 芸術的なわざを育てる専門職教育の必要性を理解する
第1章 実践の多様な要請に対処する力を専門職として培うために
第2章〈行為の中の省察〉を通して専門職の芸術的なわざを育てる
第2部 〈行為の中の省察〉の教育モデルとしての建築スタジオ
第3章〈行為の中の省察〉としてのデザイン・プロセス
第4章 デザイン学習における逆説と苦境
第5章 コーチと学生との間で交わされる対話
第6章 教示と学習のプロセスはどのように悪い方向に進んでいくのか
第7章 専門職の力量形成のために<省察的実習>を用いる
第3部 〈省察的実習〉の進め方 -いくつかの事例と実験
第8章 音楽演奏のマスタークラス
第9章 精神分析の実践における芸術的なわざを学ぶ
第10章 カウンセリングとコンサルティング・スキルの〈省察的実習〉
第4部 〈省察的実習〉は専門職教育の改革にどのような意味を持つのか
第11章 〈省察的実習〉は大学の世界と実践の世界をどう架橋するのか
第12章 カリキュラム改革の実験
解説(柳沢昌一)
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年度末の間に読み進めていきたいと思っています。どうもありがとうございます。