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【書評】荒井英治郎「石森広美『生徒の生き方が変わるグローバル教育の実践』」『月刊高校教育』2015年12月号,学事出版


ご紹介が遅れましたが、『月刊高校教育』(学事出版)の2015年12月号に、書評を執筆させていただきました。

現代社会におけるグローバル教育は、外国のことを学ぶこと、外国語能力を向上させることだけに矮小化されてはなりません。むしろ、自分自身の対象化と内省を通じて自己成長の機会とすること、当事者性を持ちながらグローバルとローカルの関係性を問う資質能力を育成することを中核に位置づける必要があるはずです。

 

では、「這いまわる経験主義」として批判されるような、表層的で「やりっぱなし」の学習・体験をどのように克服していけるでしょうか。


教育実践が成功する/しない要因として、学校の学習環境の整備状況や同僚性、子どもの生活環境、保護者の養育態度、地域の特徴などを挙げることができますが、こうした議論が、自分(の学校)ではできない理由を無意識に探してしまう学校関係者の「常套句」とすり替わり、結果として不毛な教育論議が繰り返されてしまうことは少なくありません。

本書は、こうした課題を改めて考えなおす機会になるのではないかと思います。

ご関心のある方は、著書とともにご一読ください。