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【書評】荒井英治郎「今津孝次郎『学校と暴力』」『月刊高校教育』2015年3月号,学事出版

【書評】荒井英治郎「今津孝次郎『学校と暴力』」『月刊高校教育』2015年3月号,学事出版

 

 

『月刊高校教育』(学事出版)誌上に、書評を執筆させていただきました。

 

 悲しいことに、学校暴力(いじめ・体罰)の報道は枚挙に遑ありませんが、「俗っぽい日本文化論」や「ありきたりの解釈」を前提とした議論も未だに少なくありません。また「暴力はどの学校でも起こる」との認識が共有されつつありますが、このレベルの認識で留まっていては暴力のメカニズムを本質的に理解し効果的な対応法を導き出すことは困難だと思われます。では、なぜ安全なはずの学校で暴力が生じるのか?という問いに真正面から向き合ったのが本書です。

 

本書は、いじめ・体罰が「社会問題化」する経緯や背景の分析、「いじめ・体罰は許されない」といった紋切型の議論に陥らないために不可欠な用語の再吟味(懲戒と体罰、しつけと愛の鞭、権力と権威、追い詰める叱責と育てる叱責、良性と悪性の攻撃)を通じて、学校暴力の本質に迫るものです。

 

ご関心のある方は、著書と共にご一読ください。