信州大学教職支援センター 荒井英治郎研究室

信州大学教職支援センター 荒井英治郎研究室に関するブログです。

医療と教育

更新が滞っておりました。

 

といいますのも、

無事にめでたく3歳になった息子が

いわゆるGW前に高熱を出し、病院に連れて行ったところ

喉が赤くはれ、お薬をもらうことに。

 

その後も、夜の睡眠もままならぬ中、

夜中に耳が痛いと訴え、GW中に休日診療にお世話になった結果、

「中耳炎」とのこと。

 

その後、GW明けに再度別の耳鼻咽喉科に連れて行ったところ、

中耳炎は回復傾向にあることがわかり一安心。

とはいえ絶対安静ではないということで、ほどよく遊びに連れだしたりと

バタバタしておりました。

 

仕事の方は、

落ち着いて、かつ、まとまった時間で仕事をしたかったので、

GW中に職場に仕事に繰り出すことにし、

・となる依頼原稿の修正・完成

・とある依頼原稿の着手

・看護学校関係の授業準備

など、がっつりと仕事をすることができました。

有意義、有意義。

 

一応「裁量労働」ということですから、

今後平日を息子のために休みにして、県内外のスポットに連れ出し、

休日大学で仕事をするということにシフトすることも本気で考え出しました。

 

さて、GW明けは、

本務校は授業がありませんでしたが、

水曜日は上田の看護学校、

木曜日は諏訪の看護学校での非常勤の仕事です。

 

今週は、「現代教育問題と教育改革」と題して、

・教育の「課題」が「問題」化することのパターン

・教育現象のデータ解釈の注意点

・教育改革のマクロトレンド

などのほか、

教育現象を多様な立場でとらえることの意味を

グループワークを通じてともに学習しました。


・子どもの視点(就学前教育、義務教育、高校段階以後)
・保護者・地域住民の視点(PTA、自治会、同窓会)
・教職員の視点(国公私立、学校種、教科別、経験年数別)
・自治体の視点(市区町村、都道府県、首長部局、教育委員会)
・国の視点(政府、中央省庁別、内閣府、首相直属機関)

 

また、教育課題の「量的把握」のほかに、

教育課題の「質的把握」として、
下記のテーマについての解説も丁寧にさせていただきました。

 


①社会構造の急激な変化
(国家財政の悪化に伴う福祉国家の終焉)

②学校・教職員への期待の高まり
(都市化・核家族化、家庭・地域の教育力低下など)

③教育課題の複雑・多様化と公立学校批判
(学力・気力・体力の低下、いじめ・不登校・校内暴力、LD・ADHDなど)

④教職員に対する信頼の揺らぎ
(「教育界」をめぐる不祥事、指導力不足教員など)
⑤教職員の多忙化と同僚性の希薄化
感情労働バーンアウトなど)
⑥教職員の退職者増加に伴う量・質の確保
(大量採用期の40-50歳代前半層の多さと中堅層以下の世代の少なさ)

 

看護・医療の領域は、教育の領域と密接な部分もあることを
徐々に理解してくれているようです。
みなさん真剣に授業にコミットしてくれているのが伝わってきて、
うれしい限りです。

 

ちなみに昨日金曜日は、都内出張。

ただいま佳境に入っているオーラルも第9回目。

あと数回でフィニッシュすることになりそうです。


オーラル終了後は、

国立教育政策研究所の教育図書館に久々訪問。

いくつか今後の段取りの説明をさせていただきました。