先週末は、1泊2日の東京出張でした。
まず土曜日。
午前中は、慶應義塾大学の三田キャンパスにいって、
とある研究プロジェクトの打ち合わせ。
H先生と同行したのですが、
S先生とはメールやお電話で連絡をとらせていただいてはいたのですが、
直接お会いしたのは初めてでした。
中長期的な視点も踏まえて議論させていただいて、
今後の展開が楽しみです。よろしくお願いいたします。
その後、H先生とお昼を食べた後、ヒアリングの会場に直行。
今回は第7回目のオーラル調査。
このオーラル調査は当初は結構なハイペースだったのですが、
やはり3回目くらいから間合いが取れてきて、
徐々にゆっくりとしたペースになってきています。
やはり「3回目のジンクス」(?)はあるようです。
とはいえ、それは一種のラポール形成でもありますので、
引き続きこのペースを維持できればと思っています。第8回ヒアリングは、1週間後です。
その後、新宿に向かい、
夜はオーラルでお世話になった方と食事会。
新宿のあるスポットは慣れないエリアでしたが、
新たに新事実のお話や、今後基礎研究を蓄積しつつ、
オーラルを実施してみたいと思うテーマが浮上し、こちらもまた勉強になりました。
その後、夜は都内のホテルで次の日のプレゼンの準備。。。
さて、日曜日の午前中は、とある学会のとある会議。
今回の会議は勉強会も兼ねておりまして、話題提供の役割を仰せつかっておりました。
一応最低基準はクリアできたようで一安心です。
【最近の息子】
肌の関係で通い続けている病院。
振り返れば、1年以上通い続けていることになります。
状態としては「完治」していませんが、「安定」しつつあるようです。
このまま「我慢比べ」の日々ですね。
【本日の一手】
↑の会議で検討した書籍を紹介。
- 作者: Jung Cheol Shin,Barbara M. Kehm
- 出版社/メーカー: Springer
- 発売日: 2012/11/27
- メディア: ハードカバー
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論点として、以下の点を提起させていただきました。
①高等教育の国際比較を通じて見出すことのできる世界共通のイデオロギー・政策環境・政策動向は何か。また国際的動向をミクロに見た場合、各国は他国の状況を加味した上で(相互参照・政策移転)、対応しているのか否か。「世界水準大学」政策に対する離脱という政策選択の余地はあったのか、あるのか。
②高等教育の国際比較を通じて見出すことのできる日本の独自性・特異点は何か。
③「高等教育の市場化」という政策動向を前提とした場合、今後の改革の動向、改革の帰結は多様性に満ちたものとなるのか。その場合、帰結を左右させる要因(歴史・制度・財政etc)は何か。それとも社会学的制度論における「同型化」の言葉で表現されるものになるのか。