信州大学教職支援センター 荒井英治郎研究室

信州大学教職支援センター 荒井英治郎研究室に関するブログです。

韓国出張3日目

韓国滞在早3日目。

 

 

本日は、ソウルのGrand Ballroom 63 Building Yeouidoというところで国際シンポジウムでした。

 

テーマは、
「Policy Forum for the Development of Korean Private Schools」です。

 

会場に着くと、聴衆は1000人ほど。
参加者は、私学関係者(実践者、役員関係者、法人職員)のほか、国会議員なども。

 

ホストは、次の名前が掲げられていました。

Korean Council for University Education
Korean Association of Private University Presidents
Korean Association of University Presidents
Korean Council for College Education
Korean Association of Private Secondary School Principals
Korean Association of Private School Foundations


韓国の私立学校をめぐる状況のプレゼンの後、
ベルギー、ドイツ、中国、そして日本からのプレゼンを行い、
国際比較を行うというのが趣旨です。


予定していた3時間はあっという間に過ぎ去りました。
それにしても熱気がすごかったです。

韓国の皆さんは日本をひとつのモデルにしたいと考えているようで、

一応こちらとしては職責を果たせたのではないかと思っています。

 

 


午後は、今韓国で良くも悪くも話題となっているHak-Wonにアポなしでインタビュー調査に連れて行ってもらいました。

Hak-Wonは、日本でいうところの「塾」のようなもので、
中産階級以上の家庭は月収の3分の1くらいの経費をこのHak-Wonに注いでいるそうです。

高校生にインタビューすると、
月曜日は英語、火曜日は論述、水曜日は数学、木曜日は英語、
金曜日は論述、土曜日は数学、月曜日は化学といったように、
月曜日から金曜日にかけてそれぞれ別々のHak-Wonに通っているそうです。

 

 

その後、Daechi付近の淑明女子中学高等学校にも連れて行ってもらいました。

韓国の教育制度は日本と同じ小中学校レベルまでが義務教育となっていますが、
私立中学校でも授業料は無料とのことです。
また私立高校と公立高校の区別はあまりないと認識されていて、
私立高校は生徒の選抜の権限も基本的にないとのことでした。
さらに、私立高校教員と公立高校教員の給与水準もほぼ同じだそうです。


帰りは、サムゲタンを食べまして岐路に着いたところです。


明日は、 Hanyang大学で韓国教育法学会のセッションに参加です。

午前中は比較的時間があるので、ホテルで仕事をしようかと思っています。