信州大学教職支援センター 荒井英治郎研究室

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小中一体型

読売新聞より。

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小中一体型新校舎概要まとまる(富山)
 氷見市教育委員会は、県内でも珍しい「小中一体型の併設校」として整備する市立南部中学校、朝日丘小学校の新校舎の概要をまとめた。両校の生徒・児童や教員の交流を促すことで、中学進学の際に学校に適応できず、不登校になったりする「中1ギャップ」の解消などの教育効果を期待している。

 計画では、新校舎は、同市朝日丘の南部中の敷地に3階建てで建設される。東側の小学校部分が延べ床面積約6000平方メートル、西側の中学校部分は同約5800平方メートル。1階には、小学校低学年と中学1年の教室の間に、「校務センター」として職員室、校長室などを配置。小中の職員室を会議室をはさんで隣接させ、教員が連携しやすくする。

 2階には、小学校中学年と中学2年の教室の間に、「メディアセンター」として、コンピューター教室と、学習コーナーなどを併設した図書スペースを設ける。

 3階には、小学校高学年と中学3年生の教室の間に、英語専門教室からなる「英語科センター」を置く。

 そのほか、小学校部分の2階に「学年交流ルーム」、3階に「小中連携ホール」と多目的に使えるスペースを整備。音楽、美術・技術、理科室などは共同で使う。

 事業費は2010年度から4年間で31億2400万円。中学校が2012年度から、小学校も13年度中の新校舎使用を目指す。

 市教委によると、南部中の校舎は最も古い部分で築54年、朝日丘小も築47年が経過。市小中学校統合審議会が一昨年、両校を併設校として改築するよう答申していた。市教委も昨年、正式に併設校としての整備を決めた。

 県内には、富山市立芝園小・中学校など併設校があるが、南部中・朝日丘小のように連携スペースを設けて一体化した例はないという。市教委は「小中連携、併設校の利点を十分生かして、先駆的な教育環境をつくりたい」としている。

(2010年12月9日 読売新聞)

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