信州大学教職支援センター 荒井英治郎研究室

信州大学教職支援センター 荒井英治郎研究室に関するブログです。

オーラル

今週は比較的研究室にいる時間が多く、
種々の残務作業やGプロに取り組めました。
またオーラルについて次の一手を打ちました。
先方からご快諾いただけることを祈るばかりです。


来年度のカリキュラム改訂や時間割の話が出てきたかと思いきや、
さっそく総合教育センターから研修の依頼をいただきまして、
来年度の夏休みもスケジュールが徐々に入ってきました。

明日、明後日は免許更新講習です。




【最近の一手】

20歳のときに知っておきたかったこと スタンフォード大学集中講義

20歳のときに知っておきたかったこと スタンフォード大学集中講義

http://books.hankyu-com.co.jp/_ISBNfolder/ISBN_10200/10101_stanford/stanford.html


先日の出張時に読了したもの。

内容が出版社HPにあったので、転載。

内容
●「あなた自身に許可を与える――常識を疑う許可、世の中を新鮮な目で見る許可、実験する許可、失敗する許可、自分自身で進路を描く許可、自分自身の限界を試す許可を、あなた自身に与えてください」――アメリカの超エリートが「社会に出たときに知っていればよかったと思うこと」「社会で自分の居場所をつくるのに不可欠だと思ったこと」をリストアップ。「起業家精神」と「イノベーション」に関する最良のテキストであると同時に、「人生への贈り物」とも言える言葉がいっぱい詰まった自己啓発書。

●「この本では、多くの月並みな考え方を覆していきます。自分自身を、そして世界を新鮮な目で見てほしい――これがわたしの願いです。この本で目指しているのは、読者のみなさんに新しいレンズを提供することであり、そのレンズを通して、日常でぶつかる困難を見つめ直し、将来の進路を描いてもらうことです。常識を疑い、身の回りのルールが本当に正しいのか再検証してもいいのだと、みなさんの背中を押したいと思います」(本書第1章より)
●「第1章 スタンフォードの学生売ります」冒頭より
 いま、手元に5ドルあります。2時間でできるだけ増やせと言われたら、みなさんはどうしますか? これは、わたしがスタンフォード大学で実際に学生に出した課題です。クラスを14チームに分け、各チームには、元手として5ドルの入った封筒を渡します。課題にあてられる時間は水曜日の午後から日曜日の夕方まで。このあいだ、計画を練る時間はいくら使ってもかまいませんが、いったん封筒を開けたら、2時間以内にできるだけお金を増やさなくてはいけません。各チームには、実際にどんなことをしたのかを1枚のスライドにまとめ、日曜日の夕方提出してもらいます。そして、月曜日の午後、チーム毎に3分間で発表してもらいます。学生たちに起業家精神を発揮してもらおう――常識を疑い、チャンスを見つけ、限られた資源を活用し、創意工夫をしてもらおうというわけです。

 おなじ課題を出されたら、みなさんならどうしますか? いろんなグループにこの質問をすると、たいてい「ラスベガスに行く」とか、「宝くじを買う」と言う人が出てきます。ドッと笑いが起きます。こういった人たちは、大きなリスクを取って大金を稼ぐという、ごくごく低いチャンスに賭けているわけです。次によくあるのは、5ドルで道具や材料を揃えて、「洗車サービスをする」、あるいは「レモネード・スタンドを開く」といった答えです。2時間のあいだに、使ったお金よりも多少儲けようという人にとっては、それもいいでしょう。ですが、わたしが教えた学生のほとんどは、こうしたありきたりな答えのはるかに上を行く方法を見つけました。できるだけ多くの価値を生み出すために、課題に真剣に向き合い、常識を疑った結果――豊かな可能性に気づいたのです。

 どんなやり方をしたのでしょう? じつは、大金を稼いだチームは、元手の5ドルにはまったく手をつけていません。お金に注目すると、問題を狭く捉えすぎてしまうことに気づいたのです。5ドルは、あってないようなもの。そこで、問題をもっと大きな観点で捉え直すことにしたのです。元手がないのにお金を稼ぐには、どうすればいいのか? 学生たちは観察力を磨き、持てる力を駆使し、創造力を発揮し、身近な問題を発掘しました。自分や他人が経験したことのある問題、気づいてはいたけれど、そのときは解決しようとは思わなかった問題です。いつも身近にあるのに、とくに意識していなかったものでもあります。こうした問題を掘り起こして、解決しようとつとめた結果、多いチームでは、600ドル以上を稼ぎ出しました。5ドルの投資リターンは、クラスの平均で4000パーセントにもなりました。多くのチームが元手に手をつけていないことを考慮すると、リターンは無限大とも言えます。

では一体、彼らは何をしたのでしょうか?

●目次
第1章 スタンフォードの学生売ります

自分の殻を破ろう

第2章 常識破りのサーカス

みんなの悩みをチャンスに変えろ


第3章 ビキニを着るか、さもなくば死か

ルールは破られるためにある

第4章 財布を取り出してください

機が熟すことなどない

第5章 シリコンバレーの強さの秘密

早く、何度も失敗せよ

第6章 絶対いやだ! 工学なんて女がするもんだ

無用なキャリア・アドバイス

第7章 レモネードがヘリコプターに化ける

幸運は自分で呼び込むもの

第8章 矢の周りに的を描く

自己流から脱け出そう

第9章 これ、試験に出ますか?

及第点ではなく最高を目指せ

第10章 実験的な作品

新しい目で世界を見つめてみよう


感謝の言葉

解説 「異質なこと」をする能力(三ツ松新)

●著者
ティナ・シーリグ(TINA SEELIG)
スタンフォード大学医学部で神経科学の博士号を取得。スタンフォード大学工学部に所属するアントレプレナー・センター、スタンフォード・テクノロジー・ベンチャー・プログラムのエグゼクティブ・ディレクター。さらに、スタンフォード大学の経営工学・エンジニアリング課程やハッソ・プラットナー・デザイン研究所でアントレプレナーシップとイノベーションの講座を担当。全米の起業家育成コースのなかでもトップクラスの評価を得ている。幅広い分野の企業幹部を対象に、頻繁に講演とワークショップを行なっている。
●訳者
高遠裕子(たかとお・ゆうこ)
翻訳家。主な訳書に、コーエン『インセンティブ』(日経BP社)、グリーンスパン『波乱の時代』、ボシディ他『経営は「実行」』、ガースナー『巨象も踊る』(日本経済新聞出版社)、ストローン『地球最後のオイルショック』(新潮社)、ライズ他『勝ち馬に乗る!』、トラウト『無敵のマーケティング 最強の戦略』、コッチ『80対20の法則 生活実践篇』(阪急コミュニケーションズ)などがある。
●解説
三ツ松新(みつまつ・あらた)
イノベーション・コンサルタント。1967年神戸生まれ。幼少期をニューヨークで過ごす。神戸大学大学院農学研究科修了後、P&G 入社。プロダクトマネジャーとして多くの新規商品、ブランドの立ち上げに携わる。グローバルプロジェクトにも参画、極東地域における特許出願件数歴代トップを記録した。独立後はイノベティカ・コンサルティング代表として、大手上場企業とベンチャー企業向けに大脳生理学に基づいた創造的思考と新規事業開発のコンサルティング、研修を行なう。
http://www.innovetica.com/blog/


【最近の息子】

離乳食のバナナも無事にクリア。むしろ大好物のone of themになりそう。