開花はいつになるのか?

本日は朝から久しぶりに気持ちのいい天気となりました。

他方、授業がないので、
研究室にこもって仕事に励むわけですが、
天気は仕事の効率に連動すると思いますので、
モチベーションが高まります。

そういえば、ちょうど1年前にはすでに長野県入りを果たし、
学内の宿舎にて1週間ばかり宿泊しながら、
段ボールの山を片付け、仕事のセットアップに励んでいたことを思い出します。
2009年度は本当にいろいろありましたが、2010年度も歩みを止めずいきたいと思っています。



【本日の一手】

仲田康一(2010)「『開かれた学校づくり』における保護者の位置の諸問題」『東京大学大学院教育学研究科教育行政学論叢』第29号


後輩の仲田さんから抜き刷りをいただきました。
どうもありがとうございます。
新宿→松本間の移動中に読ませていただきました。

冒頭にあるように、
本稿は、「保護者の学校参加・教育への関与が広く実践され、それに関する理論的・実証的研究の蓄積がある米英の議論―特に、ドミナントな言説である『パートナーシップ論』とそれをめぐる批判―をレビューし、日本において今後求められうる研究課題・研究視角について若干の考察することを目的とする」とあります。


論文の構成は、下記の通り。

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はじめに
Ⅰパートナーシップ論の展開:Joyce Epstein氏の諸論を中心に
Ⅱパートナーシップ論への批判:格差/葛藤/権力
A批判①:研究方法上の批判
B批判②:格差の観点からの批判
C批判③:葛藤・統制・権力の観点からの批判
考察

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大変すっきりと論文の構成が成立していて、読みやすかったです。
おかげで議論の構図が頭に入りました。


他方本論と関係のない部分かもしれませんが、
「開かれた学校づくり」というのは英訳するとどのようになるのでしょうか。〉仲田さん

アメリカにおけるアーミッシュ、チャータースクール、ホームスクーリングなどから提起される公教育と自身の教育観との葛藤をめぐる課題を念頭におけば、学校を開くということ、あるいは、パートナーシップを構築していくこと自体根本から説明を要する事項にまでなってきているということの証左なのではないかと思います。


それともう一点補足。
本論文の抜刷の表紙には、『東京大学大学院教育学研究科教育行政学研究室紀要』とありますが、ページをめくると、『東京大学大学院教育学研究科教育行政学論叢』とあります。
正式名称は、後者ですよね?〉編集委員の方々


仲田さんに聞いたところ、
この紀要自体を送っていただけるということですので、
他の論文も読むことができるのを楽しみにしております。