信州大学教職支援センター 荒井英治郎研究室

信州大学教職支援センター 荒井英治郎研究室に関するブログです。

deliberative democracy

文部科学省の中に、
「熟議」に基づく教育政策形成の在り方に関する懇談会
が設置されております。


http://www.mext.go.jp/b_menu/shingi/chousa/shougai/022/shiryo/1290366.htm


担当課が「生涯学習政策局政策課」というところですが、
この点からも個人的にはまた色々と考えさせられます。


教育再生会議に対して指摘された点かもしれませんが、
懇談会が上記のような名称であるにもかかわらず、
議事録の公開がなかなか行われないといった批判がなされる可能性があります。
メンバーがメンバーですのでぜひこうした基礎的対応は怠って欲しくないものです。
逐次進捗状況をチェックしていきたいですね。


なお、懇談内容の公開については下記のようにあります。

                                                                                  • -

懇談内容の公開について(案)
平成22年2月10日
「熟議」に基づく教育政策形成
の在り方に関する懇談会決定

「熟議」に基づく教育政策形成の在り方に関する懇談会の懇談内容の公開について(案)記

1. 議事の公開(1) 本懇談会の議事については、懇談の円滑な実施に影響が生じるものとして本懇談会において非公開とすることが適当であると認める案件を懇談する場合を除き、原則として公開するものとする。
(2) 議事の円滑な進行を確保するため、議事の傍聴は、当面、事務局において事前に出席の登録を受けた報道関係者及び府省関係者に限り認めるものとする。
(3) 議事開始後の入室、録画、録音、撮影その他議事の進行の妨げとなる行為は、副大臣が特に認める場合を除き、禁止するものとする。

2. 議事要旨の公開本懇談会の議事要旨を作成し、公開するものとする。

3. 会議資料の公開会議資料については、懇談の円滑な実施に影響が生じるものとして本懇談会において非公開とすることが適当であると認める資料を除き、可能な限り公開するものとする。

                                                                                  • -

そんな中本日はこちらも会議漬け。

午前中は、機構の高等教育開発部主催のFD会に参加、
午後1時からは、部の会議、
午後2時からは、共通教育カリキュラムに関する会議、
午後3時からは、教授会、
午後4時半時からは、副担任制についての説明会
でした。

いよいよ4月がはじまるといった感じですね。




【本日の一手】


地域教育の構想

地域教育の構想


三上和夫先生の退職記念会にて配布された本が届きました。
あいにく当日は参加することができませんでしたが、
100名弱の方々が参加したようです。
参加できず残念無念です。


目次は下記の通りです。

                                                                                              • -

教育理論における「社会」


コミュニティ・スクールとチャータースクール─オールタナティブな公立学校モデル


都市の地域特性と教育統治─アメリカにおける市長直轄管理導入の要因を中心に


学校統廃合をめぐる政策研究課題の今日的再検討


第三次小学校令の成立と実施に関する研究─就学督促政策の解釈と展開


戦前期学校経営政策における「地方」の位置


中国における「民工子弟学校」の設置の意義


教員養成における地域─日本の地域教師教育機構(構想)とイギリスの地域教員養成機構Area Training Organizations


在日外国人児童生徒に対する地域教育の将来像─中国帰国児童の保護者への調査を通して


高等学校無償化政策の制度的課題と若年層の教育機会


地域社会と大学との連携の現状─近年の地域連携の在り方をめぐって


環境問題における教育の役割

リスクという視点から


「生活環境整備補助金」による学校整備─北関東N市の事例

                                                                                                                                  • -