信州大学教職支援センター 荒井英治郎研究室

信州大学教職支援センター 荒井英治郎研究室に関するブログです。

立憲主義

本日は、妻の誕生日。

午前中に家を出発し、
・地元の洋服屋で日用品の購入
・天然酵母のパン屋でパンを購入
四柱神社付近を散策

昼は、せっかくの機会ということで、
予約していたフレンチのお店(松本で有名)でランチ。
ゆるやかな時間を過ごせました。

その後も、
・アルプス公園で散歩、付近の路上店でりんご購入
・安曇野のカフェでお茶
・野菜センターで地元野菜購入
と盛りだくさんな1日でした。


この3連休で英気を養いましたので、
明日からまたリスタートです。



【本日の一手】
松下丈宏「立憲主義からみた教育の新自由主義と国家責任」『日本教育制度学会第17会大会発表レジュメ』(2009年11月15日)


昨日に引き続き、制度学会での課題別セッションのレジュメを読む。
今回紹介するのも、研究会で一緒の首都大学東京の松下さん。

レジュメによれば、

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本報告は、立憲主義を教育という場面に適用した場合、「立憲主義の公教育」論が導き出されるが、教育学者はそれに与しえないことを明らかにする。続いて、近年の堀尾輝久の所論を検討することで、新自由主義の到来により、何らかの意味で教育学者は「共和主義者」足ることを自覚する必要に至ったことを指摘する。最後に、「共和主義的」教育学者の無自覚さを批判する西原(博史―荒井引用)の所論を検討することで、今日の教育学者に求められる課題の所在を明らかにしたい。

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とありました。


詳細はここで触れられませんが、
個人的には、
・「共和主義」といわゆる「国家の教育権」との異同
・「多元的自由主義」といわゆる「進歩的教育学者」らの位置
・上記の立場と制度構想との関連
などを丁寧に確認する必要があると思いました。


近年、教育行政学では、隣接諸科学の方法論を学ぶという1つの潮流があるといえ、そこでは行政を対象とするという点から、政治学や行政学などがよく参照されていますが、個人的には、憲法学や(法)社会学、経営学などの議論の展開にももっと視野を広げるべきではないかと思っています。



松下さんとは、今週金曜日に会うことになっていますので、
また引き続き議論をしたいと思います。