信州大学教職支援センター 荒井英治郎研究室

信州大学教職支援センター 荒井英治郎研究室に関するブログです。

新任教員研修2日目

今日は新任教員研修2日目でした。

内容は下記のとおりです(自作メモより抜粋)。

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1.信州大学付属図書館システム/コンテンツ形成担当 岩井雅史氏

信州大学学術情報オンラインシステムについて
・研究者総覧と機関リポジトリについて


2.e-learningセンター副センター長 新村正明工学部准教授

【e-learningの形態】
①利用場面(ブレンディング教育)
―対面授業におけるコンピュータの利用
②授業コンテンツの形式(VOD:Video On Demandによる授業の放映、教材の提示・配布、オンラインテスト)

【LMS:Learning Management System】
・学習管理システムの総称
・e-Learningのプラットフォーム

【LMSでできること】
・教材の提示
・オンラインテスト
・レポート提出
・学習者の管理(履修状況等)
・アクセス管理

【LMSのメリットデメリット】
●メリット:管理が簡単(ユーザ管理・コース管理)、作成が簡単(教材・テスト)
●デメリット:思ったことができにくい

●メリット:教材配布だけでも、かなり省力化、アンケート集計も簡単
●デメリット:教材作成は、結構大変、避けては通れない著作権問題


3.全学教育機構准教授 松岡幸司 「FDとは何か?信大のFDについて考える」

①教育の質保証
・学位授与方針(Diploma Policy)の制定
・それに伴うカリキュラムマップの作成
→大学・学部が一つの機関(組織)として一つの目標に向かう
→それを実行する教員・スタッフの間での共通認識が必要になってくる

・FD(Faculty Development)・SD(Staff Development)の必要性

②大学・学部の教育に組織としてのまとまりを!
・カリキュラムマップの中での位置
・前後の科目との関連性
・教育の継続性
・統一した教育姿勢
→これらの形成のために「組織的なFD」というものが必要とされる。

信州大学FDポリシー】
信州大学は、教育組織としての向上を目指して、教育組織を単位とする授業担当者集団でのFDを重視します。
信州大学は、教員個人としての教育力や資質向上を目指して、研修プログラムを組織的に支援します。

信州大学 学位授与の方針】
ディプロマポリシー:教育成果の約束


【グループワーク「信大のFD活動を考える」】
◎「学び方」と「学ぶ姿勢」の認識のずれ
◎「常識=共通認識」の形成

1.授業において教員と学生が「共通認識」を持つにはどうしたらよいか。
2.そのために有効な研修とはどのようなものか。

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今日は、早朝に家を出発し、家から大学まで自転車で通勤するという試みをしてみました。

予想よりも早くつき30分以内でキャンパスまで着きました。

ただ行きは坂道が多いこともあり、後半はかなりバテた感があったのは否めません。これからは、教育・研究とともに、体力づくりもしなければなりません。


【本日の一手】

『学校拠点型地域子育て支援ネットワークが有する「親教育機能」に関する調査研究(平成20年度児童関連サービス調査研究等事業)』財団法人こども未来財団,平成21年3月。


昨日紹介した元所属先のメンバーから同じく送っていただきました。
主任研究者は、指導教官でした勝野正章先生。
研究分担者は、荻野亮吾さん、佐藤晃子さん、佐藤晋平さん、仲田康一さんの4名です。彼らとは3月まで非常に親しくさせていただいておりました。

大別して、第Ⅰ部の「政策と理論」篇と、第Ⅱ部の「実態」篇の2部構成になっています。後ほど読ませていただきます。

それと報告書とともに、「想い」の詰ったものも同封されていました。どうもありがとうございました。